会計不要のコンビニ「Amazon Go」の話を聞いて羨望と嫉妬を抱いた話


昨日、買い物する際に決済しなくてもいい夢のようなコンビニ
Amazon Go」を2017年初頭にオープンすることが発表された。

 

ルフレジは少しずつ普及しているが、このAmazon Goではそれすらも不要ということだ。センサーやカメラを駆使し、AIが棚からとったり戻したりする動作を認識するそうなので、電子タグを使ったアプローチとは異なるのだろう。

 

一方日本では少し前に、2020年の東京五輪までに無人コンビニの実現を目指すべく、ICチップとアンテナを内蔵した「電子タグ」の導入実験を始めたというニュースがあった。

 

東京五輪で無人コンビニ 電子タグ導入実験
経産省、来年ローソンと
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS22H25_Y6A920C1MM0000/

 

日本が行政主導でいろんな企業を集めてオリンピックまでには……と有識者会議をはじめたころ、Amazonという一企業(もちろん巨大企業だが)が、来年にもそれを凌ぐ方法で実現しようとしている。


このスピードと技術の違いが、今の日本とアメリカとの圧倒的な差なのだろう。
日本の技術が何もかも遅れているとは思わないが、こういう消費者目線で、面白いとか、新しいという感動や、便利で使いたいと思うサービスは出てこなくなったなあと思う。


10年、20年前に夢見た未来が触れそうなところまで近づいている。
それを実感できる国内サービスは、なかなか現れない。